横浜写真と呼ばれた明治期の大判手彩色写真2枚で、着色された鶏卵紙写真が厚手台紙の両面に貼られています。■木造郵便局: "20 GENERAL POST OFFICE OF YOKOHAMA"。本町通りと日本大通りの交差地点から本町通りを西方向に望む風景。右手は、日本政府が最初に外国郵便事務を取り扱った初代の木造郵便局(明治8年)で、明治22年にレンガ造に建て替えられます。その奥は電信局。左手の時計塔は横浜町会所(明治7年)で、明治39年焼失し、跡地に開港記念会館(大正6年)が立ちます。■新聞売り:"58"。横浜で新聞売りとして成功した安藤小政の肖像。日の丸の旗を二本立てた黒塗りのはさみ箱を担いで、片手には到着を知らせる鈴を持っています。後に故郷豊橋で動物園を開業したとのこと。安藤小政の詳細については、横浜開港資料館発行の「開港のひろば」87号に紹介されています。左辺中央に小さな切れがあります。海外に持ち帰られた後に里帰りしました。26cm×20cm。状態:経年による軽い変色があります。画像上で判らない瑕疵があった場合は返品に応じます。特定記録郵便での送料無料。